豊田市コンサートホール(豊田市西町1)で3月6日、「第25回 とよたフレッシュコンサート」が開催された。
同コンサートは、音楽を専門に勉強して大学や大学院を卒業した愛知県内にゆかりのある若手演奏家を募り、同ホールの舞台で、これまで学んできたことを披露してもらおうと企画。1997(平成9)年に始まり、これまでに240人以上の若手演奏家が出演している。
今回は、豊田市をはじめ愛知県内在住・在勤・在学・出身で、2019~2021年度に音楽専攻の短大・大学・大学院を卒業または卒業見込みで、過去に同コンサートにソロで出演したことがない若手音楽家9人が出演した。
コンサートは3部構成で行われ、各演奏家がこれまで専攻してきたピアノ、バイオリン、フルート、マリンバ、声楽など多岐にわたる音楽を披露。コンサート終盤に出演した東京芸術大学大学院修了で豊田市出身のバイオリニスト・大光嘉理人さんが、同ホール「パイプオルガン」の専属オルガニスト・徳岡めぐみさんと共にラインベルガー作曲「バイオリンとオルガンのための6つの小品」などを奏で、幻想的な雰囲気でコンサートのフィナーレを飾った。
最後のカーテンコールでは、全出演者がステージでの客席に向けて深々とお辞儀をし、コンサートを締めくくった。