北京パラリンピック競技大会で金メダルを獲得した村岡桃佳選手と銅メダルを獲得した森井大輝選手に4月1日、豊田市スポーツ栄誉賞が贈られた。
北京パラ メダリストの村岡桃佳選手と森井大輝選手に豊田市スポーツ栄誉賞
豊田市スポーツ栄誉賞は、市民や市にゆかりの深い個人・団体で、スポーツ分野における国際大会・国内大会で優秀な成績を収め、豊田市の名声を高めるとともに、市民に感動と明るい希望を与えた人をたたえるため、2016(平成28)年8月に創設された。
この日は、「豊田市わがまちアスリート」で、北京パラリンピックのアルペンスキー女子座位で金メダル3つと銀メダル1つを獲得した村岡桃佳選手と、アルペンスキー男子座位で銅メダル2つを獲得した森井大輝選手が豊田市役所を訪れ、太田稔彦豊田市長らにパラリンピックでの活躍を報告した。
併せて行われた「豊田市スポーツ栄誉賞」の贈呈式では、初めに花束と豊田市の特産品であるイチゴ、記念品として豊田市内の自動車部品製造業の研磨技術を生かし開発されたタンブラー、豊田市スポーツ栄誉賞の表彰状が太田市長と豊田市議会議長から手渡され、記念撮影が行われた。
その後の歓談で、村岡選手は「今回、日本選手団の主将を務め不安もあったが、自分ができることとして、メダルを獲得して日本選手団を盛り上げていくことが期待に応えることだと感じていたので、金メダル3つと銀メダル1つを獲得でき、務めは果たせたのかなと思っている」と笑顔で話すとともに、今後の活躍に意欲を見せた。
今回が6回目のパラリンピック出場となった森井選手は「コロナ禍で海外での大会に出られず、国内での調整を強いられ自分が世界でどの位置にいるのか分からないまま大会を迎え、さらに、これまで出たパラリンピックの中でも群を抜いて難しいコースでの戦いという状況だったが、たくさんの方の応援が勇気と力に変わって、メダルを獲ることができた」と、感謝の気持ちを述べるとともに、4年後にイタリアで開かれる次のパラリンピックに目を向ける。