豊田市稲武地区で現在、「いなぶ旧暦のひな祭り2021」が開かれており、稲武交流館や町なかの商店などでは、土びな、御殿びなをはじめ、さまざまおひなさまが展示されている。
このうち、道の駅「どんぐりの里いなぶ」に隣接する「稲武どんぐり工房」では毎年テーマを変えてユニークな展示を行っており、「福よせびな」の展示が人気を集めている。
年ごとに「ラグビーワールドカップ2019日本大会」「東京オリンピック2020」など、旬の話題をテーマにした変わりびなを展示し多くの来場者を楽しませているが、今年はコロナ禍で自由に旅行ができない中、全国各地を旅行する場面を、ひな人形を用いてコミカルに表現した。
約400体のひな人形を用いて、空港の免税店での買い物や搭乗手続きを受ける様子を再現。旅先の広島県厳島神社で名物のしゃもじを買い求める姿や岩手で「わんこそば」を味わうシーン、地元で毎年開催される「稲武まつり」の模様を表現している。
旧街道沿いの民家や商店では、各家庭の守りびなやアスリートを模したおひなさまなどが見られ、散策しながらスタンプを集めると抽選で地元の特産品が当たるスタンプラリーにも参加できる。
4月3日まで。どんぐり工房は木曜休館(3月25日と4月1日は開館)。