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豊田市郷土資料館閉館 55年の歴史を新博物館へつなぐ

「豊田市郷土資料館」閉館セレモニーの様子。

「豊田市郷土資料館」閉館セレモニーの様子。

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 豊田市郷土資料館(豊田市陣中町1)が9月30日、閉館した。

豊田市郷土資料館閉館 55年の歴史を新博物館へつなぐ

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 同館は1967(昭和42)年に開館し、展覧会や学習体験など、さまざまな催しなどで地域住民に親しまれてきた。2024年に開館する豊田市博物館への新築移転に伴い、55年の歴史に幕を下ろした。

  当日は、通常の開館時間を延長し20時まで開館し、子どもから大人まで幅広い世代が施設に訪れ、閉館を惜しんだ。

 会場では、閉館日まで行っていた最終企画展「昭和47年7月豪雨から50年 土石の川も美田へと」や、ポスター展「さよならの向こうへーポスターでプレイバック」の特別展、郷土資料館の収蔵物の展示、郷土資料館が発刊した遺跡発掘調査書や、特別展の冊子などの割引販売、記念品の贈呈などを行った。

 会場に訪れた人たちは、改めて郷土資料館で展示していた収蔵品を眺めたり、特別展の際に販売していた冊子を懐かしそうに読んだり、同館の職員と話し込むなど、施設での思い出を振り返っていた。

 20時の閉館を迎えた場面では、同館の児玉文彦館長が「本日をもって郷土資料館は閉館するが、新しくできる博物館でまた会えるのを楽しみにしている」と閉館のあいさつをし、50年以上にわたる歴史に幕を下ろした。

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