豊田市民文化会館(豊田市小坂本町12)で11月25日、「豊田市はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰10周年記念事業『豊田市働き方改革推進シンポジウム』」が行われた。
豊田市が「はたらく人がイキイキ輝く事業所」表彰 10周年記念シンポジウムも
豊田市では、ワーク・ライフ・バランスの推進をはじめ働きやすく、働きがいのある職場づくりに積極的に取り組んでいる市内に事業所を持つ企業を2013(平成25)年度から表彰している。当日は、表彰企業の関係者をはじめ、市内の企業の経営者や管理職、人事担当者など合わせて182人が出席した。
豊田市はたらく人がイキイキ輝く事業所表彰は、「イキイキ大賞」「イキイキ優秀賞」「イキイキ賞」の3つの賞があり、常時雇用する従業員が300人以下の中小規模事業所部門と、301人以上の大規模事業所部門の2部門で合わせて26事業所を選び、表彰式で各事業所に太田稔彦豊田市長が表彰状を手渡した。
今回は表彰制度の設立10周年を記念し、「豊田市働き方改革推進シンポジウム」も開催。メディアなどにも出演しているダイヤ精機の諏訪貴子社長が講演を行ったほか、過去に表彰を受けた事業所の経営者などによるパネルディスカッションも行った。
講演の中で諏訪さんは「中小企業の経営改革と人材確保・育成」をテーマに、自身の人生を振り返り、会社で行った経営改革の経験を踏まえながら、リーダーの役割や、人材を確保し定着させるための採用から育成までの流れを説明。自身の会社に生かそうと、メモを取りながら熱心に聞く参加者の姿が多く見られた。