豊田市・みよし市を放送エリアとするコミュニティーFM「エフエムとよた(愛称=ラジオ・ラブィート)」で2月14日、「認知症サポーター養成講座」が行われ、パーソナリティー9人が参加した。
パーソナリティーを認知症サポーターに ラジオ・ラブィートで養成講座
同講座は、認知症について知識を深め、日常生活の中で認知症の人と出会ったときに、認知症サポーターとして実際に活動できるよう、豊田市が市内の学校や事業所などを対象に行っているもの。
同局は、放送エリアとなる豊田市・みよし市在住の認知症等が原因で行方不明になった高齢者等を早期発見するために情報発信を行う協定を両市や警察などと締結していることから、認知症に対する正しい知識を習得してもらおうとパーソナリティーを対象に講座を開いた。
当日は、梅坪台中学校区を担当する豊田地域ケア支援センターの職員3人が講師となり、同市における認知症サポーターに関するクイズや、アルツハイマー型認知症や脳血管性型認知症などについての講座を行った。
講座の後半では、認知症当事者らが出演する座談会の様子を収めたDVDの映像を上映し、認知症当事者の率直な意見や正しい接し方を学ぶとともに、参加したパーソナリティーが認知症や当事者に対する思いについて、それぞれの思いを述べるなどして、認知症に対する理解を深めた。
取締役編成局長の吉村俊宏さんは「今回、パーソナリティーを対象に認知症サポーターに関する講座を行ったが、リスナーの皆さんにも伝えてほしい内容も多く、とても有意義な講座となった。今回参加できなかったパーソナリティーに対しても認知症について学べる場を提供し、地域社会に貢献していきたい」と話す。