![仕事で得た通貨で買い物を楽しむ参加者](https://images.keizai.biz/toyota_keizai/headline/1617114881_photo.jpg)
豊田市男女共同参画センター「キラッとよた」(豊田市小坂本町1)で3月13日、「第14回キッズおシゴト体験ラボ@キラッ☆とよた」が開催された。
児童やその保護者らに向けて、さまざまな形で講座や教室、イベントを企画運営している一般社団法人「JOSHIGOTO LINK(ジョシゴトリンク)」(名古屋市昭和区)が企画し、豊田市男女共同参画センターが主催。「子どもたちの笑顔やその保護者様の笑顔、人と人とのつながりの大切さ、地域とのつながり、職業選択の自由」などをテーマとしている。
当日は、豊田市内の小学校に通う児童32人が参加。和菓子職人、ガラス細工職人、システムエンジニアなどのプロの指導の下、自ら選んだ2つの仕事を体験した。
システムエンジニアリング体験のコーナーでは、パソコンのデザインソフトを用いて、豊田市が地元応援に使っている「WE LOVEとよた」のロゴデザインを基にオリジナルのロゴデザインを制作。講師を務めるシステムエンジニアから色の選び方や円の描き方などを教えてもらい、個性あふれるロゴデザインを作り上げていた。
和菓子職人体験では桜餅づくりに挑戦。甘い匂いが漂う調理実習室で、職人の手ほどきを受けフライパンなどを使って関東地方で一般的な「長命寺桜餅」の餡(あん)を包む皮を焼き上げていた。
仕事を体験し終えると「ラボ」と名付けられた仮想通貨が手渡され、児童らはそれをおもちゃと交換したりゲームに参加した。全国各地で手書きの願い事を集めて人工衛星で宇宙に届け、流れ星にするプロジェクトに取り組むリーマンサットプロジェクトのブースでは、参加した児童が思い思いに願い事を書き込みスタッフに手渡していた。
ジョシゴトリンク代表の相田彩香さんは「自分で何かを決める時、男女という性別の先入観なく一人一人が希望する道を選んでもいい。このイベントを通じて、自分の好きなこと、得意なことを見つける一つのきっかけにしてもらい、将来仕事を選ぶ時に役立ててほしい」とエールを送る。