「みよしスポーツ祭2025」が10月12日、三好公園総合体育館(みよし市三好町)などを会場に開催された。
「みよしスポーツ祭」 トップアスリートによるトークショーなど開催
子どもから高齢者、障がい者までの市民が、スポーツにより体を動かす楽しさや素晴らしさを体感することで、運動習慣定着のきっかけや、相互の親睦を深めることを目的に毎年開催している同イベント。前日からの天候を考慮し、行政区ごとで競い合う「地区対抗競技」は中止となり、アスリートによるトークショーと、直接指導を受けることができる「体験教室」が行われた。
今回体験教室の講師を務めた元バスケットボール日本代表の栗原三佳さん、2024パリ五輪4×400メートルリレーで入賞した川端魁人さん、元ソフトテニス日本代表の浅川陽介さんによるアスリートスペシャルトークショーが行われた。
トークショーでは、競技に対する思いや日本代表に選ばれた時の心境、それぞれの勝負メシなど、トップアスリートならではの話題を披露。「苦しいことを乗り越える方法」というテーマでは、栗原さんが「競技を続けていると苦しいことは絶対あるが、チームや家族に悩みを打ち明け、一緒に乗り越えた。苦しみの先には楽しさやうれしさが待っている」と話した。
川端さんはオリンピックが終わった後、燃え尽き症候群のようになってしまった時、「ミスターチルドレンの『終わりなき旅』の歌詞に救われた」と話し、浅川さんは「ゆずの『栄光の架け橋』を聴いて自分を奮い立たせた」と、音楽の力を自分の力に変えて頑張ることができた体験談を話すなど、来場者はトップアスリートとして活躍してきた3人の貴重なトークを楽しんだ。
トークショー後には、体育館、テニスコート、武道場に分かれて体験教室を行い、参加者はトップアスリートのアドバイスを意識しながら懸命に競技に打ち込んでいた。