「備える! 中日サバイバルキャンプ」と題した防災・減災イベントが10月18日・19日の2日間、みなよし交流センター(みよし市打越町)で行われた。
みよし・みなよし交流センターで防災・減災イベント 1泊2日で避難生活体験
同イベントは、体験を通して、災害について学び、災害前の備えの大切さ、災害時に起こりうる困難に対応できるサバイバル力を身につけてもらうことを目的とした1泊2日の避難生活体験プログラム。今回は、今月開館した「みなよし交流センター」の記念行事として行い、事前に申し込んだ小学1年生~中学3年生の児童・生徒と、その保護者が参加した。
初日の18日は、午前に防災・減災に関する座学をはじめ、トイレカーや地震のシミュレーター体験、午後には、避難所で寝る際に使用する段ボールシェルター作りや、新聞紙を使った紙食器作りなどの体験講座を行った。
施設の中庭で行われた段ボールシェルター作りは、3つの段ボールをガムテープで貼り合わせて三角柱を作るもので、子どもがカッターナイフを片手に力を込めて段ボールを切る姿をスタッフが「頑張れ-」と応援する様子や、完成したシェルターに自分の名前や目印を描く子の姿が見られた。
当日は雨の影響により、夕食の場所を屋外から施設内の多目的ホールに変更したが、ホールの照明を落として夜の暗さを再現し、事前に作ったペットボトルランタンの光を頼りに食事をするなど、参加者は非日常空間の中で楽しみながら避難所での生活を体感した。
参加者からは、「被災した時に(パック調理で)ご飯を温める方法が印象に残った」「地震座布団を体験して家具などの固定をしっかりしたいと感じた」「避難所で知らない人と過ごすときに、さまざまな意見がある中で、(ルールなど)みんなで一つのことを守るにはどうしたら良いか考えるきっかけになった」などの声が聞かれた。