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豊田市民芸館で「棟方志功」企画展 昭和を代表する版画作品一堂に

企画展「一挙公開 棟方志功」女人観世音 仰向妃(あおむきひ)の柵

企画展「一挙公開 棟方志功」女人観世音 仰向妃(あおむきひ)の柵

 豊田市民芸館(平戸橋町)で現在、企画展「一挙公開 棟方志功」が開かれている。

豊田市民芸館で「棟方志功」企画展 昭和を代表する版画作品一堂に

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 棟方志功は、青森県出身の「世界のムナカタ」と呼ばれた日本を代表する版画家で、民芸運動の父と呼ばれ、日本民芸館の初代館長でもあった柳宗悦を師と仰ぐとともに、柳も棟方の作品とその才能を高く評価。棟方は、作品を刷り上げると、その初刷りと合わせて2枚の作品を柳のもとへ届け、柳はその初刷りの力強い作品を軸や屏風として仕立てる時のデザインを手がけてきた。

 今回の企画展では、昨年、日本民芸館が開催した「所蔵作品 一挙公開 棟方志功」展を再構成し、「言葉のちから」「敬愛のしるし」「板のいのち」「神仏のかたち」の4つのテーマに分類し、2期に分けて約100点の作品を紹介する。

 現在開催の1期の展示では、棟方が作風を確立しつつあった頃、柳と出会うきっかけとなった「萬朶譜(ばんだふ)」「大和し美し版画巻」で始まり、詩人・岡本かの子の詩「女人ぼさつ」を題材にした代表作の一つ「女人観世音」など、詩や句、物語など、言葉を題材にした作品を展示している。

 「敬愛のしるし」では、柳宗悦をはじめとする、人生の中で出会った尊敬する人たちに対する思いを込めた作品が並び、敬愛する人の名前を刻んだものや、陶芸家・河井寛次郎への思いを、人物や羅漢を描いて表し、河合の窯の名称を付け、青と赤で作品の裏から色を付ける「裏彩色」を施した「鐘渓頌(しょうけいしょう)」などを見ることができる。

 同館の梅村美紀子館長は「棟方の版画作品の存在感もさることながら、柳宗悦の表装案が棟方の作品をより引き立てていて、ポップでキュートな仕上りになっている。昭和を代表する人気作家でもあった棟方志功の実物の作品の存在感を、ぜひご覧いただければ」と呼びかける。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日は開館)。1期は11月23日まで、2期は11月28日~2027年1月31日。

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