「第10回豊スタリレーマラソン」が11月20日、豊田スタジアム(豊田市千石町7)で開催され、秋晴れの下、約240人の市民ランナーが快走した。
「豊スタリレーマラソン」 仲間とタスキをつなぎピッチ周りを快走
同大会は、サッカーJリーグ名古屋グランパスのホームスタジアムやラグビーW杯日本大会の試合会場として知られる豊田スタジアムのピッチ周りや外周を4~10人のチームで走破し、タイムを競う市民マラソン大会。東日本大震災復興への願いを込め、豊田市スポーツ協会などが後援し10年前から開催している。
マラソンやジョギングのブームに伴い、同じ職場の仲間や地域マラソンチームなど例年3000人以上が参加していたが、昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、記録の非計測、種目を42.195キロリレーマラソンのみにするなど規模を縮小。
10周年を迎える今年も感染が拡大していたため開催中止を検討していたが、緊急事態宣言の解除を受け急きょ開催を決定。「安全・安心にスポーツを楽しむ」をコンセプトに、参加者にはワクチン接種証明か陰性証明の提出を義務付け、参加記録を非計測、42.195キロリレーマラソンのみにして、開催時間を短縮して開催した。
スターターを務めた太田稔彦豊田市長は「コロナ禍においてイベントを中止することは簡単だが、さまざまな経験を通じて関係者が努力して工夫すれば、このようにイベントを開けることも分かってきた。知恵を結集して新型コロナとの闘いを乗り越えていこう」と述べ、参加者にイベント開催の意義を訴えた。
大会オープニングセレモニーでは、高校ダンス選手権の全国大会に出場している豊田大谷高等学校ダンス部が応援ダンスを披露。競技中には足助太鼓が演奏を披露するなど、選手を激励し大会を盛り上げた。