豊田市白浜公園(豊田市白浜町)で12月4日、市民イベント「とよた元気まつり」が初めて開催された。
豊田市で初のスカイランタン打ち上げ 白浜公園で「とよた元気まつり」
同イベントは、夏の風物詩「豊田おいでんまつり」が台風や新型コロナ感染拡大の影響などにより4年連続で開催中止を余儀なくされていることから、市民がふるさと意識を体感できる場所を提供しようと、市内の会社経営者や自営業者を中心とした有志が企画したもの。
当日は、豊田東高校吹奏楽部による演奏やダンスパフォーマンス、市民団体による演芸発表をはじめ、フリーマーケットやキッチンカーの出店、ふわふわ遊具、昭和のクラシックカーが並ぶ「くるま博物館」などが行われ、約4000人が訪れ、にぎわいを見せた。
フィナーレを彩る演出として日没後の17時30分から、豊田大橋や豊田スタジアムを背景に、松平郷手筒花火保存会による手筒花火の打ち上げと、発光ダイオード(LED)とヘリウムガスを入れた風船状の「スカイランタン」の打ち上げが行われ、オレンジ色の光をともした約300個のランタンが夜空に浮かび上がり、会場周辺には幻想的な様子を写真に収める多くの人の姿が見られた。
鈴木雅博実行委員長は、「古来より疫病退散として市民の間で祭りが行われおり、新型コロナウイルス感染拡大により落ち込む地元経済や沈滞する市民のマインドを元気づけようとこの祭りを企画した。多くの人が来場して下さり、たくさんの笑顔が見られて良かった。今年1年限りのイベントではなく、毎年継続する恒例イベントにして市民の皆さんと一緒に豊田の魅力を市内外へ発信したい」と振り返った。