三好池の畔に広がる「あざぶ梅の里」(みよし市莇生町)の梅畑で5月中旬に梅の収穫と出荷が始まり、現在、最盛期を迎えている。
約7ヘクタールにわたって広がる莇梅畑では、あざぶ・梅栽培振興協議会のメンバーにより、「小梅」「南高」「玉英」「改良内田」の4品種が丹精込めて育てられている。
朝8時に始まった「小梅」の収穫作業では、組合員が軍手をした手で梅の実を手際よくもぎ取り、梅の木の下に敷かれたブルーシートの上に集め、その実をプラスチックのケースに取り分けた後、梅を一つ一つ丁寧に収穫していき、10時には軽トラックで次々と集荷場に運搬。
その後、莇生公民館前の直売所を兼ねた集荷場で、約10人の組合員が、傷や病斑の有無によって「秀」「良」にランク分けを行い、さらに機械を使って、梅の大きさを「L」「M」の2つのサイズに分ける選別作業を行うなど出荷準備に追われていた。
あざぶ・梅栽培振興協議会の古河正良会長は「今年は梅の出来もいいので、レシピをいろいろ調べて楽しんでほしい」と話す。