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「橋ノ下農園」で苗差し 新興住宅街で地元ミュージシャンらが農業に従事

5月に農園開きした「橋ノ下農園」(みよし市三好丘緑行政区)

5月に農園開きした「橋ノ下農園」(みよし市三好丘緑行政区)

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 みよし市三好丘緑行政区内の「橋ノ下農園」で6月5日・6日の2日間、地元ミュージシャンらが夏野菜の苗差しなどの農作業を行った。

橋ノ下農園(みよし市三好丘緑行政区)での農作業

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 橋ノ下農園は、豊田市を拠点に海外でも演奏活動しているバンド「TURTLE ISLAND(タートルアイランド)」代表の永山愛樹さんが、同行政区や隣接する豊田市内で無農薬農業に取り組む「美岳小屋」代表の林剛さんと連携して5月に畑開きしたもの。三好ヶ丘地区が宅地化する以前から開墾に従事してきた高齢農家から託された農地を、活動意図に賛同する有志「火付け ぬ組」のメンバーらと共に耕している。

 緊急事態宣言延長後で初の週末となったこの日は、永山さんや有志らが豊田市内で企画していた野外ライブイベント「遊睦民祭」が中止となったこともあり、約30人のメンバーが、スイカやトウモロコシ、韓国唐辛子などの苗差しや畑開きの際に植えたサツマイモ畑の除草作業などを行った。

 作業には子どもたちも参加。林さんからコツを教わりながら水まきを行い、植えた作物の成長を願い、勢いよく水まきを行う様子が見られた。

 同園を主宰する永山さんは「コロナ禍で思ったように音楽活動を行えない中、農業に興味を持ち従事するようになった。土に触れることで曲が浮かんでくる。人間にとって土は大切な存在」と話し、農園を監修する林さんは「この辺りは住宅街というイメージが強いが、元々開拓民たちが耕した畑が多くあった場所。近所に住む若い人も農業に関心を持ってもらえる機会を作りたい」と、それぞれ思いを話す。

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