スノーボードの世界大会で優勝した豊田市在住のプロボーダー國武大晃選手が「豊田市わがまちアスリート」に認定され、12月22日、豊田市役所で認定式が行われた。
スノボ世界大会Vの國武大晃選手、「豊田市わがまちアスリート」に認定
豊田市では、市民のスポーツへの関心を高め、スポーツの推進を図ることを目的に、豊田市にゆかりのある有力アスリートを「豊田市わがまちアスリート」に認定し、市民が一体となって応援する事業を行っている。「豊田市わがまちアスリート」には、これまで43人と1団体が認定されており、この度、プロスノーボーダーでブックオフ所属の國武選手が新たに認定された。
國武選手は2002年2月生まれの21歳で、2022年の冬季オリンピック北京大会では、スノーボード男子ビッグエアで4位入賞、昨年12月にアメリカで開催された世界大会「FISスノーボード ワールドカップ カッパーマウンテン」では男子ビッグエアを制し、ワールドカップ初優勝を果たした。
認定式では、大会での活躍をたたえ太田稔彦市長から國武選手に花束と豊田市名産の愛宕梨が手渡された後、「わがまちアスリート』認定証を授与し、記念撮影を行った。
歓談の時間で、國武選手が「なかなか結果が出ない状況が続いていたが、これまでの頑張りが報われた」と初優勝の喜びを語るとともに、「2026年の冬季オリンピック・イタリア大会を目標に 頑張っているので、応援していただければ」と抱負を述べた。
ワールドカップ優勝を決めた高難度の大技に話が及ぶと、ジャンプ中、横に5回転、縦に4回転する世界でも國武選手を含めて2人しかできない難しい技であることを明かした。
このほか普段の練習やスノーボードを始めたきっかけ、今後挑戦したい技についてなどについて國武選手が太田市長に説明すると、太田市長は「これからもどんどん活躍して、市民の皆さんに良い報告をしてほしい」とエールを送った。