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小原和紙のふるさとで地元の小・中学生らが「カンゾカシキ」体験

「カンゾカシキ」を行う小原中の生徒たち

「カンゾカシキ」を行う小原中の生徒たち

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 豊田市小原和紙のふるさと(豊田市永太郎町)で1月16日、和紙作りの工程の一つ「カンゾカシキ」の体験企画が行われた。

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 同施設では、昔ながらの和紙の作り方を後世に伝えていくとともに、和紙の魅力を多くの人に知ってもらおうと、年間を通してさまざまなイベントや講座を開催している。

 小原地区ではかつて、番傘などに使う「三河森下紙」と呼ばれる和紙が盛んに生産され、和紙の原料となるコウゾの木を蒸して樹脂を剥ぎ取るカンゾカシキと呼ばれる作業が行われていた。カンゾカシキの呼称は、和紙の原料である「コウゾ」と蒸し器である「コシキ」が訛(なま)ったものに由来する

 この取り組みは、和紙の需要減少とともにいったんは途絶えたカンゾカシキについて、和紙の魅力を再び発信しようと、豊田小原和紙の関係者や地域住民らと共に1996(平成8)年に復活して行っているもので、今回で30回目。

 当日は、小原地区の小・中学校、特別支援学校の児童・生徒や地域住民など約80人が参加。始めに2~3時間ほどかけて蒸し上げたコウゾが入った蒸し器のふたを、小原中学校の生徒たちがロープで引き上げた。その後、コウゾの樹脂をはぎ取る作業を行い、皆で手分けしながら、一本ずつ皮を剥いでいいった。最初は慣れない作業に苦戦していた参加者も、慣れてくるとスムーズに皮を剥ぐことができるようになり、体験を楽しみながら地域の伝統文化に触れた。

 参加した豊田市立小原中学校(永太郎町)の生徒は「小原和紙の魅力を、地元の人だけではなく他の地域の人たちにも知ってもらえるよう、自分たちが広めていきたい」と、地元伝統工芸の魅力発信への思いを語った。

 剥ぎ取ったコウゾの皮は天日干しし、さらに表皮をそぎ落とすなどの工程を経て、紙漉(す)きに使われ、今回の作業で剥ぎ取った皮は今後、豊田市内の小・中・特別支援学校の卒業証書として使われる。

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