豊田市高橋コミュニティセンター(豊田市東山町2)で、4月16日・17日の2日間、「ずっと元気!プロジェクト プログラム体験会」が開催された。
豊田・高橋コミセンで「ずっと元気プロジェクト プログラム体験会」 SIB活用し介護予防
豊田市は、新しい官民連携の仕組み「SIB:ソーシャル・インパクト・ボンド」を活用した介護予防の取り組みとして、昨年7月から「ずっと元気!プロジェクト」を実施している。
同プロジェクトは、「社会参画」や「コミュニケーション」をキーワードに、新しい形の介護予防を、市内に住む65歳以上の人々方々に向けて、市内の様々な場所で展開するというもので、今回の体験会は多くの高齢者にプログラムに参加する機会を提供しようと開催された。
2日目となった17日には、体操や健康チェック、スマホ相談会など、13の企業や団体が企画したプログラムが実施され、近隣住民が会場を訪れた。
このうち、藤田医科大学医学部 ロボット技術活用地域リハビリ医学寄付講座の太田喜久夫教授による、「ずっと元気の秘訣は 『楽しく運動、一生青春!』」と題した特別セミナーでは、筋肉の仕組みや、自分の筋力の状態を調べる方法、鍛える箇所に合わせた運動方法などを紹介。太田教授は、「筋肉には、白筋と赤筋があり、白筋は瞬発力のある動き、赤筋は持久力に優れた運動をする際に使われる。これらを鍛えるために、激しい運動をするわけではなく、ゴムを両手で広げるように引っ張ったり、その場でジャンプしたり、全ての息を吐き切るように深呼吸をしたりするなどといった簡単な動きで鍛えること事ができるので、自宅でもやってみてください」と話すと、実際に体を動かしながら話を聞く参加者の姿も見られた。
このほか、市内でデイサービスなどを運営する企業のコーナーでは、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」に合わせて、フラダンスの動きを使った体幹トレーニングが行われ、参加者はフラダンスで使うパウスカートやレイを身に着けて、元気いっぱいに腕を動かして踊るなど、交流を楽しみながら、健康に関する知識を身に付けていた。