地域の魅力発信を目的に2013(平成25)年に結成したまちおこし団体「地域人文化学研究所」(豊田市足助町本町)が現在、2022年度に認定する「とよた世間遺産」候補を公募している。
「とよた世間遺産」候補募集 後世に伝えたい地元の面白いものを発掘
同研究所は市民14人で構成し、2016(平成28)年から豊田市内にある「ヒト・モノ・コト」を、文化財として行政から価値を認められていなくても、未来に語り継ぎたい、面白いと思わせる人や物を公募。提出された書類、写真を審査したうえで現地調査を行い、協議して「とよた世間遺産」として認定している。
6年目になる2021年度は、「今は昔の鉄の道・鉄道廃線跡」(名鉄三河線、挙母線など豊田市内の鉄道廃線跡)や「どこかで誰かが称(たた)えあう・地域有志建 立の個人顕彰碑」など4件を認定し、これまでに82件を認定してきた。
同研究所代表の天野博之さんは「無名でも面白ければ良い。住民が地元の面白いものや出来事に関心を高めることで、街のワクワクを伝えていき、豊田がより魅力的な街になれば」と話し、応募を呼びかける。
12月25日まで。