「園内移動モビリティー」を活用した実証実験が現在、鞍ヶ池公園(豊田市矢並町)で行われている。
鞍ヶ池公園で移動しながらエンタメ体験 園内移動モビリティー実証実験
同実験は、豊田市つながる社会実証推進協議会の取り組みとして豊田市とトヨタ紡織が協働し、市内の公園や公共施設などの来訪者の「施設内での移動」に「楽しみながら移動する」という付加価値を持たせ、滞在時の満足度向上につなげようと実施しているもの。今回、同園の園内移動モビリティーを活用して行っている。
実証実験は、5月19日~22日と26日~29日の計8日間行い、鞍ヶ池公園のサービスパークとパークフィールドスノーピーク豊田鞍ヶ池の間で園内移動モビリティーを運行する。
実証内容は、情報通信機器や音響機器を搭載した園内モビリティーの車内で車両の走行位置に合わせた園内紹介のナレーション、移動を冒険に見立てたストーリーに合わせた音響、座席の振動を組み合わせたエンターテインメント体験を利用者に提供するもの。上下それぞれの方向で「新米トレジャーハンターの大冒険」と題し、ディスプレーに映し出された映像を見ながら冒険に見立てたストーリーを楽しんだり、車両の走行位置に合わせ、園内のグランピング施設や、動物園などの紹介ナレーションが流れ、鞍ヶ池公園について理解が深まったりする内容となっている。
今後、体験への満足度などの調査とモビリティーの効果の検証を行い、鞍ヶ池公園を含む他の公共施設への導入を検討する。