「第94回都市対抗野球大会」に豊田市代表として出場し、7年ぶり2度目の優勝を果たしたトヨタ自動車硬式野球部「レッドクルーザーズ」の凱旋パレードと豊田市スポーツ栄誉賞の贈呈式が7月29日、「第55回豊田おいでんまつり」総踊り会場で行われた。
トヨタ自動車硬式野球部、都市対抗野球優勝を報告 凱旋パレードも
「豊田おいでんまつり」は、例年7月最終の土曜・日曜に名鉄・豊田市駅前一帯で開催開催される豊田の夏の風物詩。オープニングセレモニーでは例年パレードが行われ、今年は11月に豊田市内で開催されるFIA世界ラリー選手権のPRとしてラリーカーをはじめ、豊田市ジュニアマーチングバンドなどの演奏によるパレードに、26日に優勝を収めたトヨタ自動車硬式野球部のナインらも急きょ参加した。
パレードでは、コーポレートカラーをイメージした赤のユニホーム姿で優勝メダルを首にかけたナインらが行進し、沿道に詰め掛けた大勢の観衆はスマートフォンを手に選手の雄姿を撮影するなど熱気に包まれた。
その後、メインステージで豊田市スポーツ栄誉賞の贈呈式が行われ、逢澤崚介副主将、嘉陽宗一郎投手をはじめ、レッドクルーザーズのナインや藤原航平監督らが登壇し、市民らを前に快挙を報告した。藤原監督が「応援してくれた豊田市民の皆さんと優勝の喜びを分かち合うことができてうれしい」と述べ、声援を送った市民らに感謝の気持ちを伝えた。
同賞は、スポーツ分野における国際大会・国内大会で優秀な成績を収め、豊田市の名声を高めるとともに、市民に感動と明るい希望を与えた市民と同市に縁の深い個人・団体をたたえるため、2016(平成28)年8月に豊田市が創設したもので、これまでに21人・1団体に贈呈。トヨタ自動車硬式野球部が受賞するのは、第87回都市対抗野球大会で初優勝して以来7年ぶり2回目。