「令和5年度水道・下水道ポスター」作品の表彰式が12月25日、豊田市役所で行われた。

豊田市水道・下水道ポスター表彰式　受賞児童に一日水道局長任命も

　これは、将来を担う子どもたちに上下水道の大切さを理解してもらうため、1996（平成8）年度から毎年夏休みの時期に、市内の小学4年生～6年生を対象に、豊田市上下水道局がポスター作品を募集しているもの。

　本年度は市内28の小学校から158点の応募があり、審査の結果、入賞作品26点が決定。「水道の部」の最優秀賞に岩倉小6年の服部太陽さん、「下水道の部」の最優秀賞を受賞した若林東小5年の吉田葵さん、優秀賞には大林小5年の安藤瑚笑（こえみ）さん、元城小5年の鈴木愛桜（あいら）さん、飯野小4年の藤井ひなたさんの作品が選ばれた。

　当日は最優秀賞・優秀賞を受賞した4人の児童をはじめ、豊田市上下水道局の前田雄治事業管理者、田中統局長らの関係者が出席し、表彰式が行われた。

　式では各賞の受賞者が名前を呼ばれ、前田事業管理者から表彰状が手渡され、続いて田中局長が審査委員長を務めた豊田市美術館の高橋秀治館長の講評を紹介。

　作品を描いた時の感想を求められる場面で、「水道の部」最優秀賞に輝いた服部さんは「魚の細かな点を一つずつリアルに描くのが難しかった」、「下水道の部」最優秀賞を受賞した吉田さんは「下水道管で文字を表現するのに工夫した」と話した。

　その後、一日上下水道局長の任命式も行われ、受賞児童は上水運用センター（西山町）で水道施設の監視業務や水道水の水質検査などの水道業務を体験した。

　受賞作品は今月28日まで、市役所東庁舎1階に展示している。