豊田市駅東口まちなか広場跡地の工事用フェンスに現在、地元中高生が制作したアート作品が掲出されている。
豊田・祟化館中生と豊田東高生によるアート作品 駅東口フェンスに掲示
2023年11月に閉鎖した同広場を含む「まちなか」のにぎわい創出を図るとともに、通行人に将来の「まちなか」に対する期待感を持ってもらおうと、豊田市が企画した。豊田市立崇化館中学校美術部の生徒と、愛知県立豊田東高校美術プラン専攻の生徒に制作を依頼した。銀行やシネマコンプレックスが入る再開発ビル「KiTARA(キタラ)」に面した工事用フェンスに掲出している。
このうち、崇化館中学校美術部の生徒が手がけた作品は、「まちなかでの思い出」をイメージし、部活動の時間を使い、見本のイラストを参考に部員同士でポーズを取り合い仕上げたもの。友達同士で話したり、運動や楽器演奏を楽しんだりする様子など、まちなかを楽しむ様子を2色のシルエットで描写。豊田東高校美術プランの生徒による作品は緑と赤の2色で、「将来のまちなか」をイメージしている。
指導に当たった豊田市在住のデザイナー・山岸さんは「みんなで一つの壁画になるようデザインを仕上げた。統一感がありながら、個性も出ている。駅前を通る時に見てもらえれば」と話す。