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豊田・道慈小で「とよたスポーツ体験講座」 リオパラ銅メダリストに学ぶ

義足体験をする児童と指導する佐藤さん

義足体験をする児童と指導する佐藤さん

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 パラアスリート・佐藤圭太さんによる「とよたスポーツ体験講座」が6月4日、豊田市立道慈小学校(豊田市千洗町)で行われた。

豊田・道慈小で「とよたスポーツ体験講座」 リオパラ銅メダリストに学ぶ

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 子どもの体力向上とスポーツへの関心を高める取組として、市内の小学校に現役のアスリートやパラリンピック競技大会出場経験者などを招き、運動する楽しさを伝える同講座。今回は、リオパラリンピック4×100メートルリレーで銅メダルを獲得したトヨタ自動車所属のパラアスリート・佐藤圭太さんが講演を行い、同校3年生児童6人が参加した。

 講座では、佐藤さんが15歳のとき、小児や若年者の骨や軟部組織にがんが発生する「ユーイング肉腫」を患い右足を切断した経験や、義足を使って陸上競技に挑戦するようになったこれまでの歩みを語ったほか、日常生活用と競技用の違いや、構造・機能の特徴など、義足について詳しく紹介した。

 義足体験では、佐藤さんの「足をしっかり上げること」というアドバイスを参考に、体験用の義足を着けた児童たちが、足踏みや片足けんけんに挑戦。うまく歩けず苦戦しながらも楽しそうに取り組み、義足の重さや義足で動くことの難しさを体感した。

 授業の最後には、佐藤さんと児童全員で記念撮影を行い、児童たちからは「楽しかった。義足でけんけんをするのが難しかった」「障害を持った人は(重い)義足を着けて生活していてすごい」などの感想が聞かれた。

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