「市制施行10周年記念式典」が11月3日、みよし市文化センター「サンアート」(みよし市三好町)大ホールで開催された。
リニューアルオープンした みよし市文化センター「サンアート」
同式典は、2020年1月4日に市制施行10周年を迎えたことから昨年開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を延期したもの。
この日は、検温やアルコール消毒の徹底などの感染症対策を取り、出席人数を絞り込み規模を縮小したうえで、昨年開催中止となった「文化の日記念式典」と併せて執り行い、授賞者や関係者ら100人余りが出席した。
初めに小野田賢治みよし市長があいさつに立ち、「1904(明治37)年に3つの村が合併して三好村が誕生して以来、1958(昭和33)年に町制施行し発展を続けてきたが、平成の大合併で周囲の環境が変貌していく中、当時の久野町長が、三好町にとって市としてのステップアップが必要と判断し、2010(平成22)年1月4日に市へ移行した」と述べ、市制施行までのプロセスを紹介。その後、市制10年のさまざまな取り組みについて触れると、「活気ある都市へと発展してきた。さらに発展させ、誰もが住み続けたいと思えるまちを皆さんと築いていきたい」と、今後の市への思いを述べた。
続いて、市制施行10周年を記念して、名誉市民証と名誉市民章の贈呈が行われた。市制施行の実現に取り組み、初代市長を務めた久野知英(ともひで)さんに小野田市長から賞状と勲章が手渡されると、久野さんは「身に余る光栄。これからも精いっぱい地域や家族、みよし市のために頑張っていきたい」と思いを述べた。
このほか、自治、文化、社会福祉など各部門で功績のあった100の功労者や団体に「市制施行10周年記念式典感謝状」が贈られた。