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豊田市とトヨタ自動車がFCオフィスカ―実証実験 災害時の有用性などを検証

とよたエコフルタウン(豊田市元城町3)で行われたキックオフイベントの様子。(太田稔彦・豊田市長=写真左とトヨタ自動車トヨタZEV(ゼブ)ファクトリー FC事業領域の濱村芳彦・統括部長=写真右)

とよたエコフルタウン(豊田市元城町3)で行われたキックオフイベントの様子。(太田稔彦・豊田市長=写真左とトヨタ自動車トヨタZEV(ゼブ)ファクトリー FC事業領域の濱村芳彦・統括部長=写真右)

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「FCオフィスカーの公用車利活用実証」が3月4日、豊田市内で始まった。

豊田市とトヨタ自動車がFCオフィスカ―実証実験 災害時の有用性などを検証

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 この取り組みは、トヨタ自動車が開発を進める移動式事務所を想定したワゴンタイプの燃料電池自動車FCEV「FCオフィスカー」を豊田市が一定期間公用車として借用することで、ゼロカーボンや防災などの観点から今後の普及拡大が期待されるFCEVの多様な活用に向けた実証データを収集する目的で行う全国初の取り組み。

 今回提供された「FCオフィスカー」には、21インチのディスプレーやスピーカー、インターネット通信機器などが設置されており、実証期間中、市職員の公務での移動時にウェブ会議やデータの送受信などを行うことで通信回線の安定性及び有効性の検証のほか、災害時における現地対策本部車両や火災現場での消防署指揮本部車両としての有効性の検証、車両に設置された外部給電機能を活用した災害時の給電実証などが行われる。

 初日となった4日には、とよたエコフルタウン(豊田市元城町3)でキックオフイベントが行われ、太田稔彦・豊田市長やトヨタ自動車トヨタZEV(ゼブ)ファクトリー FC事業領域の濱村芳彦・統括部長ら関係者が出席。あいさつに立った太田市長は、 「今回のFCEVのオフィスカーは、単なる移動手段だけではなく、その移動時間をどう活用するのか、むしろ移動の最中に付加価値を高めることによって、移動そのものに価値をつけることが可能ではないかということを豊田市として考えている。短い期間だが、さまざまな取り組みを実施したい」と話し、取り組みの意義を強調した。

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