「縄文どきめき体験講座」が7月28日、カネヨシプレイス(みよし市三好町)で行われた。
みよし・カネヨシプレイスで土器作り体験 親子で焼き物の歴史学ぶ
数千年前と同じ方法で土器を作ることで、その時代を生きた人の生活を感じるとともに、みよし市が焼き物の町であったことを知ってもらおうと毎年この時期に開いている同講座。
当日は午前・午後の部を合わせて約20組が参加し、みよし市歴史民俗資料館学芸員指導の下、縄文土器や弥生土器作りに挑戦した。
始めに歴史民族資料館学芸員の平井学さんから土器の歴史や時代ごとの特徴、使い方などの説明を受け、用意された粘土を使って土器作りを開始。
参加者は、一握りほどの粘土を手のひらで丸め、それを円盤型に伸ばして厚みのある土器の底を作り、粘土をひも状に伸ばし、器底の上に一周するように巻き、段と段の間の隙間がなくなるように整えながら何段にも積み重ね形を整えた。最後に、木の串や縄、貝殻などで模様や絵を書いたり、粘土で取っ手や飾りを付けたりして土器を完成させた。
参加者の中には、理想の形にならず苦戦する人もいたが、平井さんやスタッフがアドバイスをしながら一緒に進める様子や、付き添いで来ている保護者が子どもよりも熱中している姿も見られた。