とよた元気プロジェクト「第11期 とよたPR大使」の任命式が8月29日、豊田商工会議所(豊田市小坂本町1)で行われた。
同プロジェクトは豊田商工会議所が中心となり、「WE LOVE とよた」「地産地消でとよたを元気に!」を合言葉に豊田市の魅力を発信する取り組み。活動のシンボルとして毎年、一般公募する「とよたPR大使」が市内外へ豊田市の魅力を発信する活動を行っている。
任命式には、とよた元気プロジェクト実行委員の三宅英臣実行委員長(豊田商工会議所会頭)や太田稔彦豊田市長、協賛各社の代表ら約50人が出席した。
新たなPR大使の任命に先立ち、「第10期とよたPR大使」の活動発表が行われ、この日をもって1年の任期を終える鈴木愛理さん、芝田瑞紀さん山嵜綾花さんの3人が、就任直後に参加した「とよた産業フェスタ」をはじめ、「WRC世界ラリー選手権ラリージャパン」「とよたビジネスフェア」、北海道・九州などで開催した「豊田おみやげ博覧会」など市内外で23回イベントに参加したことを紹介。イベントを通じて多くの人と交流したエピソードやメディア出演、自らで企画し力を入れて発信してきたインスタグラムを通じた市内の観光名所や魅力的な商品・飲食店の情報発信に取り組んだことを発表した。最後に、1年間の活動を振り返り一人一人が感想を述べる場面では、この日でPR大使を卒業する鈴木さんと芝田さんが感極まり、言葉を詰まらせる場面も見られた。
続いて、「第11期とよたPR大使」の任命が行われ、応募総数30人の中から書類審査と面接審査を経て選ばれた4人を発表。今期は豊田市が主催者として開催するWRCラリージャパンをはじめ大規模イベントが続くことから、スポーツインストラクターとして市内に勤務する水野憂希さん、市内在住で名古屋市立大学に通う窪田小雪さん、渡邉愛美香さんを新たに選任。第10期から再任された名古屋大学医学部保健学科3年・山嵜綾花(やまざき・あやか)さんと合わせて4人を新たなPR大使として任命した。式では三宅実行委員長が一人ずつ任命書を手渡し、歴代のPR大使が引き継いできた襷(たすき)を太田市長が一人一人にかけていった。
新たに任命された水野さんは「その場にいる人に『行ってみたい』と思ってもらえるよう、豊田市の魅力を伝えていきたい」、窪田さんは「市外の大学に通い始めて、豊田市は自動車のイメージが強いと感じた。まだ知られていない魅力をたくさん伝えていきたい」と述べ、今後1年間の活動に向けて意気込みを示した。