「みよしスポーツ祭2023」が10月8日、三好公園運動施設(みよし市三好町)で開かれた。
子どもから高齢者・障がい者までの市民が、スポーツにより体を動かす楽しさや素晴らしさを体感することで、運動習慣定着のきっかけや相互の親睦を深めることを目的に、昨年から開催されている同イベント。
最初の種目となった地区対抗競技「玉入れ」は、市内19行政区が4組に分かれて、1回目は60秒間、2回目は30秒間でかごに入れた球の数の合計を競った。競技中は、落ちている球を集めて一気に投げたり、遠くに飛んで行った球を味方が拾いやすいように内側に投げ返したりするなど、戦略的に戦うチームの様子も見られ、参加者は優勝を目指して競技に打ち込んだ。
このほか各会場で体験教室や体験ブースが設けられ、体験ブースでは、ソフトテニスのストラックアウト、サッカーのシュートスピード測定、カヌー・Eボート、キンボール・ボッチャなどが行われた。
体験教室では、元サッカー日本代表で名古屋グランパスOBの玉田圭司さん、中日ドラゴンズOBの吉見一起さん、元ソフトテニス日本代表の浅川陽介さんが登場し、それぞれのスポーツの技術を伝えた。
このうち、小学生を対象に行ったサッカー教室では、参加者が学年ごとに3つのグループに分かれてドリブルやシュート、ディフェンスなどのサッカーの基本動作を学び、玉田さんは、それぞれの学年を順番に回った。その中で玉田さんは「ドリブルをする際は、ボールだけを注視するのではなく、顔を上げて仲間の位置などを確認することが大切」「ディフェンスを抜くときは、相手の斜め後ろにボールを蹴る」などのアドバイスを送った。参加した児童は、アドバイスをすぐに実践しながら練習に取り組み、思い通りにボールをけることができると、玉田選手とハイタッチして喜ぶ様子も見られた。