「第5回 地域共生社会推進全国サミットinとよた」が10月12日・13日の2日間、豊田市コンサートホール(豊田市西町1)などで開催された。
豊田市コンサートホールなどで「地域共生社会推進全国サミット」
同サミットは、基調講演やパネルディスカッションなどを通して「地域共生社会」について理解を深め、実現に向けた取り組みを考えようと、毎年開催地を変えて行われているもの。今回は、豊田市が実践する「地域共生社会」の実現に向けた先進的な取り組みを全国に発信しようと、豊田市が主催した。
5回目となる今回のテーマは「ミライに向かってブンブンブ~ン想(おも)い発進!つながり前進!幸せ発進!」。1日目は、豊田市コンサートホール専属オルガニストの徳岡めぐみさんによるパイプオルガンの演奏や、日本福祉大学の原田正樹学長を講師に招いた基調講演、パネルディスカッション、豊田市の事例紹介などを行った。
2日目はテーマごとに3つの会場に分かれて分科会を開き、豊田市能楽堂では、「市民目線!これが私のつながり方~いま私がやっていて、これからあなたにできること~」をテーマに意見交換を行った。参加者は、地域で活躍する市民や市民団体代表の意見を聞くとともに、積極的に質問するなど、会場全体で熱い議論を交わした。
大会の最後には、主催者を代表して太田稔彦豊田市長が「豊田市は『触れ合い豊かな地域社会』というフレーズが、地域社会にとっても行政にとっても、とても重要。2日間で地域共生社会に向けてのアイデアが湧き上がっていると思う。これを未来に、ぜひつなげていきたい」と述べ、「地域共生社会」に向けたさまざまな参加と実践を進めることを確認。次回の開催地となる奈良県生駒市の小紫雅史市長への引継式を行い、2日間の全国サミットの幕を下ろした。