イオンスタイル豊田(豊田市広路町)で9月17日、豊田市農林畜産物品評会「梨の部」と「いちじくの部」が開催された。
品評会は、生産者が互いに競いながら品質向上を目指し、より良いものをより安全に消費者に提供するとともに、農林畜産物の振興と消費拡大を目的に、豊田市農産物ブランド化推進協議会と豊田市が、毎年この時期に開いているもの。
当日は、JAあいち豊田に所属する農家が丹精込めて育ててきた「あきづき」という品種の梨17点と、「桝井(ますい)ドーフィン」という品種のイチジク23点が会場に並び、愛知県豊田加茂農林水産事務所の農業改良普及課と農政課の職員、愛知県中央青果の社員、イオンスタイル豊田店長の4人が審査員となり、色や形、味や香り、熟度や肉質、糖度、傷の有無の5つの項目で審査を行った。
審査は50点満点で採点し、梨の審査では、4人の審査員が、机に並べられた梨の色や形、玉の揃い具合などを1つずつ見て回り、試食用に切り分けられた梨を試食。口に含んだ果実を吟味しながら点数を付けていき、全ての梨の試食を終えると、真剣な表情で審査員同士が味の感想や見た目の良さなどを話し合いながら、賞の選考を行った。
表彰式では、金賞から順番に受賞者の名前が読み上げ受賞者を発表した。今回の品評会には、農産者は参加していないため、受賞者には後日、表彰状を贈る。