老舗人形店「山田屋」(豊田市錦町)で10月17日、「第2回Link(リンク)フリーマーケット」が行われた。
豊田の老舗人形店「山田屋」でフリーマーケット 子育て世代向けに雑貨など販売
1872(明治5)年に創業し、人形とベビー用品を扱う同店が企画運営した同イベント。子育て中のママやパパ、地域の人たちに楽しんでもらおうと今年9月に初めて開き、今回が2回目の開催となる。
会場となった同店駐車場には、ハンドメード雑貨や子ども用ヘアアクセサリー、絵本、子ども服などの5つのブースと野菜販売1店、唐揚げやたこ焼き、スープ、マリトッツォなどを提供するキッチンカー3台が出店。子どもがペンで絵を描きオリジナルのキーホルダーを作る「お絵描きロゼット」や子どもの手形や足形をとりアート作品を作る「手形足型アート」の体験ブースなども設けた。
前日からの雨が上がり晴れ間がのぞいたこともあり、この日は子ども連れの家族が多く訪れ、雑貨ブースで一点物の品定めをしたり、キッチンカーで唐揚げやポテトなどを買い求めたりする来場者や、体験ブースで作品作りを楽しむ親子の姿が見られた。
店内では「ハロウィーンセール」と題して、ベビーカーやベビーチェア、ベビー布団セットなどを特別価格で販売したほか、来店した子どもが店頭スタッフに「トリックオアトリート」と伝えるとお菓子がもらえる企画も行った。
店長の加藤浩枝さんは「コロナ禍でなかなかお出掛けができず、人と出会うこともなく、お母さんがひとりで子育てしている現状がある。限られた外出をより有意義に過ごしてもらいたいと思い今回のフリーマーケットを企画した。物を買うだけではなく、一人の子どもをみんなで育てるように子育ての相談もできる場所にしたい」と子育て支援に対する意気込み見せる。
同マーケットは今後、毎月開催する予定。