豊田スタジアム西イベント広場で10月17日、豊田のご当地アイドル「Star☆T(スタート)」のメンバー・朝空詩珠紅(あさそら・しずく)さんの退団記念ライブが開催された。
Star☆Tは、「豊田の元気と魅力を全国に発信しよう!」をキャッチフレーズに、2011(平成23)年12月にステージデビューした愛知県豊田市のご当地アイドルで、地元イベントでのステージパフォーマンスやテレビ・ラジオ出演、ご当地ソングの発表、地元行政機関や団体・企業などとの連携などによる地域活性化活動を行い、2014(平成26)年からは首都圏をはじめ全国展開を行い、2018(平成30)年からは海外でのライブも行うなど、活動の場を広げている。
今回退団する朝空さんは現在19歳で、2014年9月15日に正式なメンバーとしてデビューし、その後、2018年には東海地方のアイドル選抜グループにも参加するなど、人気メンバーとして活躍した。
この日のライブには多くのファンが集まり、「ハイブリッドガール」「私の好きな人には、好きな人がいる」「恋するマーメイド」「2021」などライブの定番曲から、朝空さんのソロ楽曲「私だけの夢」、テレビ番組「奇跡体験!アンビリーバボー」のタイアップ曲にもなった「コングラチュレーション~希望の鐘の音~」など、朝空さんがセンターを務めた楽曲を中心に全15曲を披露。東海地方のアイドル選抜グループ時代の楽曲や12月に発売するセカンドアルバムの先行楽曲「メカクシンデレラ」にも今回限定で参加するなど、記念ライブにふさわしい内容でファンを喜ばせた。
ライブ終了後、朝空さんは「(メンバーの)みんなと一緒に立てる最後のステージだったが、本当に一瞬一瞬が楽しくて、世界の誰よりも幸せだった自信がある。新しい環境で不安もあるが、Star☆Tで学んだことが生きてくると思うので、センターを獲る勢いで頑張りたい」と笑顔で話し、プロデューサーの清水雅人さんは、「入団当初から人気もあって、『アイドルど真ん中』というイメージだが、実は静かに闘志を燃やすタイプ。着実に成長して次のステージで活動するチャンスに恵まれたので、ぜひ夢をかなえられるよう頑張ってほしい」とエールを送る。
朝空さんは今後、東京のグループでアイドル活動を続け、Star☆Tは12月15日に発売予定のセカンドアルバム「2021(トゥエンティトゥエンティワン)」のリリースイベントを全国各地で行うほか、地元コミュニティーFM局「エフエムとよた」のレギュラー番組「Star☆Tのいちについてよ~いスタート!」などで積極的にセカンドアルバムのプロモーションを行う。