救命救急士を目指す大学生と共に訓練を行う「足助メディカルラリー」が9月9日、足助消防署で開催された。
救急の日に豊田・足助で「メディカルラリー」 県内大学生が参加
同訓練は、豊田市消防本部が救急業務への理解促進や救急対応力の向上を図るため、同日の「救急の日」に合わせて救急救命士を目指す大学生と消防職員が救急現場を想定したもの。中部大学生命健康科学部スポーツ保険医療学科の学生18人と、消防本部職員12人が参加した。
今回は、救急現場を想定した3カ所の訓練会場を設け、消防本部の職員のチームと学生のチームが全ての訓練会場を回り、模擬傷病者に対して応急処置や救急搬送を実施する内容で行った。
「60歳男性が自宅で妻と食事中に倒れた」という119番通報の想定で現場に駆け付けた学生のチームは、声がけに反応があるか、脈があるか、異物が詰まっていないかをいち早く確認するとともに、家族役を務めた消防署員への聞き取り、電気ショックや点滴の使用許可の確認などを適切に行った。
「20代の若者がオートバイを運転中、ガードレールに衝突した単独事故」を想定した訓練では、出血の確認や呼吸の状況、目撃者への聞き取り、駆けつけた警察への確認などを速やかに進めて救急搬送を実施。心筋梗塞の疑いのある患者の搬送訓練では、聴診器で胸の音を聴いたり、脈拍を測ったりするとともに、患者の家族にマイナンバーカードの確認も行うなど、必要な救急業務を速やかに進め、日頃、大学で学んできたことを実践した。
各訓練終了後には、消防職員から学生に対し良かった点や課題の指摘が行われ、全訓練終了後の講評では、「今回の訓練で、何が足りなかったのかを学ぶことができたと思うので、それを大学に持ち帰って今後に生かして欲しい。ぜひ、豊田市消防を受験してほしい」と、未来の救急救命士にエールを送った。
同訓練は10日にも行い、愛知淑徳大学健康医療科学部スポーツ・健康医科学科の学生が参加した。