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豊田地域医療御センター「コミュニティプラザ」で竣工式 先端技術で介護支援

コミュニティプラザ内「地域リハ イノベーションセンター」では、歩行障がいなど移動困難な人が生活範囲を広げることを可能にする先端の移動機器を展示。実際に体験することもできる。

コミュニティプラザ内「地域リハ イノベーションセンター」では、歩行障がいなど移動困難な人が生活範囲を広げることを可能にする先端の移動機器を展示。実際に体験することもできる。

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 豊田地域医療センター(豊田市西山町3)に「コミュニティプラザ」が完成し、11月6日、竣工式が行われた。

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 豊田地域医療センターは、医療・保健・福祉を通して地域住民の生命を守り、健康で生きがいのある生活を支援する「コミュニティーホスピタル」の理念を掲げ、高齢者の増加に伴う医療環境の変化に対応するため、2020年度から改修工事を進めている。

 今回竣工したコミュニティプラザ旧西棟を改修したもので、1階に、在宅医療支援センター・豊田地域訪問看護ステーションと今回新たな施設として、地域リハビリテーションの発展に寄与する取り組みを行う「地域リハ イノベーションセンター」を設置。2階には、地域医療人材育成センターと院内託児所を設け、先進技術を活用した地域リハビリテーションを推進する機能や在宅療養を支える看護師や療法士を確保・育成する機能を備えている。

 竣工式には、太田稔彦豊田市長をはじめ、関係者およそ30人が出席。式典の冒頭あいさつに立った太田市長は「健康寿命を延ばすことだけでなく、その後訪れる介護の期間を合わせた『幸福寿命』をいかに確保していくのかについて、多くの企業、大学、研究機関などの幅広い分野の人々が交流を深め、さまざまな発見をすることで、新しい価値を生み出す場所になってほしい」と話し、高齢化社会で果たす役割に期待を込めた。

 式典後、内覧会が行われた。住宅をイメージした空間に最新鋭の介護機器やロボットなどを設置し、在宅ケアの課題解決につなげていく「ロボティクス スマートルーム」や歩行障がいなど移動困難な人が生活範囲を広げることを可能にする先端の移動機器を展示・体験できる「モビリティ トライアル ルーム」などについて職員が説明すると、出席者は介護分野での先進的な取り組みに関心を寄せていた。

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