鞍ヶ池公園(豊田市矢並町)一帯で11月7日、「TOYOTA GAZOO Racing(トヨタガズーレーシング)ラリーチャレンジin豊田」が開催された。
同大会はビギナー向けのラリー競技で、初心者にも優しいコース設定がされており、普通自動車以上の運転免許と日本自動車連盟(JAF)国内B級ライセンスを所持していれば、「トヨタ86(ハチロク)」のようなスポーツカーだけでなく、「ヴィッツ」「アクア」などのコンパクトカー、オートマティック車でも参加できるもの。今回は全国各地から88台がエントリーした。
開会式に続いて、大会名誉会長である太田稔彦豊田市長があいさつした後、選手を代表して「MORIZO(モリゾー)」のドライバー名で大会に出場したトヨタ自動車の豊田章男社長が意気込みを述べた。
続いてセレモニアルスタートが行われ、太田市長や三宅英臣豊田商工会議所会頭、とよたPR大使のスタートの合図とともに車が順番に出発し、観客が拍手で選手たちを見送った。
ラリー競技は、ドライバーと、ナビゲーターがペアとなり、決められた競技区間のタイムの合計を競うスポーツ。中でも、公園内の展望台付近のポイントからは、広くコースを見渡すことができるスペシャルエリアが設けられ、実況や解説を聞きながら多くのモーターファンが楽しそうに観戦した。
コースでは、選手が操る車が猛スピードで駆け抜けていき、急カーブを曲がる場面でコーナーを華麗に回ると観客から大きな拍手が贈られるなど、ラリーは終始盛り上がりを見せていた。