自動車の整備や生産設備を手がける新明工業(豊田市衣ヶ原3)が6月10日、前田町にショールーム「SowZow(ソウゾウ)」(前田町3)をオープンした。
新明工業、豊田・前田町に新ショールーム リアルとバーチャルを融合
同ショールームは家電量販店の旧店舗を改修したもので、仮想現実(VR)による試乗体験やオンライン商談などのデジタル技術を活用したバーチャルな要素と、往年のスポーツカー「トヨタ2000GT」「スポーツ800」など同社が再生を手がけた旧車の展示など、リアルな要素を融合させているのが特徴。
1階は、レストアカーの展示や非接触・非対面で商談できる接客スペースのほか、地域住民が催事などで利用することができるイベントスペース、キッズルームなどを配置。衝突回避などの安全機能を体験できるドライブシミュレーターや納車式などを行うエグゼクティブルームも備えている。
2階には40人を収容する大会議室からテレワークが可能な個人ブースまで多様なタイプの会議室やビジネススペースを設け、予約サイトで申し込むと当面は無料で利用できるようにする。
同施設を担当する自動車営業本部の藤巻直人さんは「非接触・時間や場所を選ばないなど、近年の市場ニーズの変化に合ったサービスの提供を行っていく。加えてイベントなどで近隣住民に気軽に利用してもらい、地元活性化の一翼を担っていきたい」と笑顔で話す。
営業時間は10時~18時。月曜定休。