豊田市役所藤岡支所・藤岡交流館（豊田市藤岡飯野町）で6月29日、「藤岡地域核整備 完成記念イベント」が行われた。

藤岡地域核整備完了で記念イベント　旧支所に植えられていたフジバカマの移植も

　藤岡地域では、国の地方公共団体向け交付金制度を活用し、５年計画で街の活性化を図る「藤岡地域核整備」に2016（平成28）年度より取り組み、「ふれあい豊かでにぎわいのあるまちづくり」を計画目標として、「おのずと多くの人が集まる魅力ある場づくり」「人の集まりやすい交通環境づくり」「地域活力創出に向けたソフト事業の実施」の３つを軸に、地域の交流とにぎわい創出の拠点として、老朽化が進んだ旧藤岡支所と、旧藤岡交流館の合築や拠点施設へのアクセスの整備、地域活力創出に向けたイベントや施設利用の充実など、さまざまな取り組みが進められてきた。

　当日は、「藤岡支所・藤岡交流館合築事業」「市道 藤岡田中二反田線 整備事業」をはじめとした一連の事業が完了したことを記念してイベントが開催され、地元のこども園や高齢者クラブの会員らが参加。市の職員による事業説明や、旧藤岡支所に植えられていた「フジバカマ」の移植、コーヒーや唐揚げ、焼きそばなどの飲食物や、トマト、プチトマトなど、とれたて野菜の販売ブースも設けられた。

　中でも、フジバカマの移植は、愛知県緑化センターの職員から花の歴史や、特徴、育て方などのレクチャーを受けたこども園の園児と高齢者クラブの会員が一緒に植樹を行い、世代を超えた地域住民同士の交流が図られ、事業完了を祝った。