豊田商工会議所(豊田市小阪本町1)で8月31日、「とよた元気プロジェクト第10期 とよたPR大使」の任命式が行われた。
とよた元気プロジェクトは豊田商工会議所が中心となり、「WE LOVE とよた」「地産地消でとよたを元気に!」を合言葉に豊田市の魅力を発信する取り組み。活動のシンボルとして毎年、一般公募する「とよたPR大使」が市内外へ豊田市の魅力を発信する活動を行っている。
任命式には、とよた元気プロジェクト実行委員の三宅英臣会実行委員長(豊田商工会議所会頭)や太田稔彦豊田市長、協賛各社の代表ら約50人が出席した。
新たなPR大使の任命に先立ち、「第9期とよたPR大使」の活動発表が行われ、この日をもって1年の任期を終える笹嶋七海さん、大野さくらさん、鈴木愛理さんの3人が、コロナ禍でイベントの開催が制約された中、市内外で17回参加したイベントを通じて多くの人と交流したエピソードや、メディア出演やSNSなどによる非対面での情報発信に取り組み、インスタグラムを通じて、自ら取材した市内の観光名所や魅力的な商品・飲食店の情報発信に取り組んだことを紹介。最後に、1年間の活動を振り返り一人一人が感想を述べる場面では、この日でPR大使を卒業する笹嶋さんと大野さんが感極まり、目に涙を浮かべるシーンも見られた。
続いて、「第10期とよたPR大使」の任命が行われ、応募総数32人の中から書類審査と面接審査を経て選ばれた愛知工業大学工学部3年・芝田瑞紀(しばた・みずき)さん、名古屋大学医学部保健学科2年・山嵜綾花(やまざき・あやか)さん、第9期から再任された愛知県立大学外国語学部2年・鈴木愛理さんの3人を新たなPR大使として任命。三宅実行委員長が一人ずつ任命書を手渡し、歴代のPR大使が引き継いできた襷(たすき)を太田市長が一人一人に掛けていった。
新たに任命された芝田さんは「豊田市のあまり知られていない魅力を伝えていきたい」、山嵜さんは「食べることと風景写真を撮ることが好き。コミュニケーション能力と写真を生かし魅力を伝えていきたい」、2期目となる鈴木さんは「9期の仲間の思いを受け継ぎ、豊田の魅力を背いっぱい伝えていきたい」と述べ、今後1年間の活動に向けて意気込みを示した。
「第10期とよたPR大使」は、9月10日に開催される「とよた産業フェスタ」でお披露目となり、TGRラリーチャレンジや豊田マラソンなどのイベントのほか、市政番組等への出演を予定している。