豊田市立元城小学校(豊田市八幡町3)で9月6日、「選挙出前トーク」が開かれた。
豊田・元城小学校で「選挙出前トーク」 模擬選挙通じ仕組みを学ぶ
選挙出前トークは、未来の有権者である小中学生を対象に、選挙の重要性を認識し、選挙を身近に感じてもらおうと、豊田市選挙管理委員会が企画して、2005(平成17)年度から実施しているもの。
当日は、元城小学校の6年生児童31人が参加し、豊田市選挙管理委員会の職員3人が授業を行った。職員が「選挙とはどういったものか」「選挙の歴史」など基礎的な内容を説明した後、「市長を選ぼう」と題した模擬投票を行った。
模擬投票は、職員2人が扮(ふん)する候補者による演説を聞き、その後、投票箱や投票記載台など、実際の設備を使って投票を行った。事前に配られた「投票所入場券」を受付に手渡し、投票用紙を受け取ると、投票記載所で候補者の名前を記入し、投票箱へ投函した。
児童たちは初めての経験ということもあり、投票記載所に貼り出してある候補者の名前を何度も確認し、間違いがないように丁寧に記入する様子も見られ、やや緊張しながらも楽しみながら模擬投票を行っていた。
このほか投票用紙交付係や、投票管理係、投票立会人など、投票所を運営する役割も児童が担当し、一連の投票の仕組みを学んだ。
選挙出前トークは、この日を皮切りに12月初旬まで市内小中学校24校で行う予定。