豊田スタジアム(豊田市千石町7)で3月24日に開催された「雷神祭」に、豊田市・みよし市の職員有志らで構成するサウナ部「蒸者(むうしゃ)」がテントサウナを初めて出展した。
市職員らのサウナ愛好サークル、ヴェルブリッツのファン感謝イベントに初出展
豊田市やみよし市に勤務するサウナ愛好家の職員ら約20人で構成する「蒸者」は、サウナの魅力を広め、仕事や家庭以外の居場所(=サードプレイス)を作り、テントサウナを通じて出会った人たちと心安らぐ場所を提供しようと、1年ほど前に活動を始めたサークル。普段は、豊田市の山村地域や中心市街地のイベントで活動している。
今回の出展は、豊田市が拠点のジャパンラグビーリーグワン所属の「トヨタヴェルブリッツ」が、同スタジアムでのホームゲームに合わせて開催したファン感謝イベント「雷神祭」への参加を同サークルに呼びかけたことで実現した。
当日は、小雨が降るあいにくの空模様だったが、選手によるラグビー体験会や縁日屋台、チームをイメージした食べ物や飲料を提供するキッチンカーなど出店し、多くの家族連れなどが訪れた。そうした中、試合観戦に訪れたヴェルブリッツのサポーターらがテントサウナを体験。足助産の廃材を再利用したまきがたかれ、オレンジアロマの香りが漂うテント内で部員の説明を受けながら、サウナでくつろぐ来場者の様子が見られた。
蒸者メンバーの本田敬士さんは「テントサウナをもっと知ってもらい、好きになってほしい。多くの人にサウナを通じて元気になってもらえれば」と笑顔で話す。