「第33回東海北陸・みよし矯正展」が10月21日・22日の2日間、名古屋刑務所(みよし市(みよし市ひばりヶ丘1))で開催された。
名古屋刑務所で「東海北陸・みよし矯正展」 4年ぶりにステージショーも
犯罪のない地域社会を築く「社会を明るくする運動」の一環として多くの人に矯正行政について知ってもらおうと、開かれている同イベント。
コロナ禍の影響で4年ぶりに完全な形での開催となった今回は「地域とあゆむ未来」をテーマに、名古屋矯正管区が主催する「東海北陸 矯正展」と同時に開催。初日のオープニングセレモニーでは、小山祐みよし市長をはじめとした関係者らがテープカットを行い開幕を祝った。
会場は多くの人でにぎわいを見せた。中でも、全国の刑務所の受刑者が刑務作業で製作したバックや革靴、ソファなどの家具や革製品、日用雑貨が並ぶ刑務作業製品の展示・即売コーナーでは、お気に入りの一品を見つけてレジに並んだり、丹精込めて作られた家具を一つ一つ見て回たりするなどして買い物を楽しんだ。
ステージイベントでは、元ビーチバレー選手の浅尾美和さん、元サッカー日本代表で名古屋グランパスOBの玉田圭司さん、タレントの加藤里奈さんによるゲストトークショ―や、近隣の学校に通う生徒らのパフォーマンス披露も行われ、来場者は軽快なトークや音楽などを楽しんだ。
「ろくろ」「組みひも」「七宝焼」などの刑務作業を体験できるコーナーも設けたほか、刑務作業の内容や様子、刑務官の仕事などについても紹介した、矯正展広報コーナーも設け、矯正行政に関する理解を呼びかけた。