豊田市美術館(豊田市小坂本町8)で7月10日、「生誕150年記念 モンドリアン展~純粋な絵画をもとめて~」が開幕した。豊田市制70周年記念事業の一環。
「生誕150年記念 モンドリアン展~純粋な絵画をもとめて~」
同展は、20世紀を代表する画家の一人で、来年、生誕150年を迎える抽象画の巨匠ピトー・モンドリアンの初期の風景画から代表作である「コンポジション」シリーズまでの作風の変化を多くの人に見てもらおうと企画されたもの。
会場には、洗濯物が干してある農家の風景や少女の肖像、枯れゆくヒマワリの絵画などの同館所蔵品をはじめ、国内外から取り寄せた絵画と資料合わせて約70点を展示。モンドリアンの代名詞でもある「コンポジション」のシリーズでは、「赤・青・黒・黄・灰色のコンポジション」「大きな赤の色面(しきめん)、黄・黒・灰・青色のコンポジション」など特徴的な作品が数多く並び、貴重な作品を見ることができる。
同館所蔵品からモンドリアンと同時代の美術やデザインを展示するコレクション展「ひとつの複数な世界」と美術館の空間自体を作品に取り込んだ「寺内曜子パンゲア」と題した企画展も同時開催している。
開催時間は10時~17時30分。月曜休館(祝日は開館)。観覧料は一般1,400円ほか。9月20日まで。