「平戸橋桜まつり2024」が4月5日・6日の2日間、平戸橋公園(豊田市平戸橋町)一帯で開催された。
一級河川矢作川が流れる平戸橋公園一帯は勘八峡と呼ばれ、1927(昭和2)年に愛知県の新十名所の一つに選ばれるなど、春の桜、秋の紅葉と県内でも有数の景勝地として親しまれいる。
毎年この時期は、平戸橋いこいの広場をメイン会場に、豊田市民芸館、民芸の森、前田公園で、多くの人に桜を楽しんでもらおうと同イベントを開いている。
28回目となったこの日は、満開の桜が咲き誇り、会場には地元住民を中心に多くの人が訪れた。キッチンカーで販売した五平餅や炭火焼きフランクフルト、かき氷などを食べながら、さまざまな催しを楽しんでいた。
中でも、いこいの広場の野外ステージでは、地域のダンススクールの生徒によるヒップホップダンスや、杜若高校の吹奏楽部・ダンス部などによるパフォーマンスのほか、地元団体による太極拳やベリーダンスなども披露。来場者も混ざって一緒にフォークダンスを踊る様子も見られた。
そのほか、芝生の上にレジャーシートを敷いて、キッチンカーで購入したものを食べながら満開の桜を楽しむ家族や、川の畔(ほとり)で写生を楽しむ人の姿も見られるなど、来場者は春の訪れを思い思いに楽しんでいた。