愛知県立豊田東高校(豊田市御立町11)で7月16日、トヨタ生活協同組合(豊栄町、愛称「メグリア」)と共同で開発・商品化したコラボ弁当の試作・お披露目会が行われた。
豊田東高校とメグリアが共同で弁当開発・商品化 「健康」をテーマに
同校は、1年で「将来自分はどのように社会の中で活躍するか」を考え、それらを実現するために必要な2年以降の授業を選択して学ぶ総合学科の高校。外国語や音楽、ビジネス、看護など11コースがあり、専門的な学習に取り組むとともに企業などと連携した学習に力を入れている。
今回の商品開発はメグリア商品部が課外活動支援として実施しているもので、総合学科調理・栄養プランの3年生18人が同部職員と共に取り組んできた。特別授業では、「SDGsな食育! 体力づくりに必要な健康弁当」をテーマにメニューを企画し、商品の絵コンテを作成。試作や試食を重ね、その中から2つのメニューを選び商品化が決まった。
お披露目会当日、生徒らはメグリアの職員のアドバイスを受けながら、商品化された2種類の弁当を盛り付けた。
「パワーアップ! うな玉弁当」を考案した柴田夢来(ゆら)さんは「ウナギは普段手軽に食べる機会がないので、土用の丑(うし)の日に弁当で手軽に食べてもらえればと思いメニューを考えた。茶色一色にならないよう、枝豆で緑、シューマイで白、漬物でピンクとカラフルになるよう工夫した」と話す。
「さっぱりがっつり夏をのりこえろ! 弁当」を考案した今泉和子(わこ)さんは「スタミナをつけられるように、白身魚フライとムニエルのフライの2種類を盛りつけた。ムニエルにはレモンをかけてもらい、さっぱりとした味でたくさん食べてほしい」と話す。
第1弾「パワーアップ! うな玉弁当」は7月19日~8月9日、第2弾「さっぱりがっつり夏をのりこえろ! 弁当」は8月10日~31日、メグリアの大型店11店舗で販売。価格は537円(税別)。