
豊田の老舗人形店「山田屋」(豊田市錦町)で3月2日、「桃の節句」にちなんだ菓子まきが行われた。
豊田市では「桃の節句」を祝うため菓子まきや菓子を配る風習があったことから、伝統文化を楽しみながら知ってもらおうと、人形とベビー用品を扱う同店が企画したもの。昨年9月の「重陽の節句」に続き、「桃の節句」に合わせて行った。
当日は、同店利用客をはじめ、近隣の子どもや保護者ら約60人が参加。菓子をまく店員に手を振ってアピールし、笑顔で菓子を拾い集めていた。
加藤浩枝店長は「子どもたちの笑顔が見られてうれしい。今後も温かみのある時間を共に過ごせるよう節句を楽しむ文化を伝えていければ」と話す。