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みよし・北中で「心肺蘇生法講習会」 AED操作など習得

胸骨圧迫を実践する生徒と指導する署員

胸骨圧迫を実践する生徒と指導する署員

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 「心肺蘇生法講習会」が6月12日、みよし市立北中学校(三好丘桜1)で行われた。

みよし・北中で「心肺蘇生法講習会」 AED操作など習得

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 命の大切さを学び、人の命を助ける力を身につけることを目的に開いた同講習会。今回は尾三消防本部の署員やボランティア、合わせて10人が講師を務め、3年生の5クラス169人に実技を交えた指導を行った。

 講習では、始めに消防署員が心肺蘇生の一連の流れを実演。倒れている人を発見したとき、どのように周囲の安全を確認し、声をかけて反応を確認するか、さらに、胸骨圧迫からAEDの使用に至るまで、実際の場面を想定して紹介さした。

 その後、生徒たちは8人~12人ほどのグループに分かれて講習を受け、人形を傷病者に見立てて、「大丈夫ですか」と声をかけたり、「119番通報をお願いします」と周りに指示を出したりするなど、講師のアドバイスを受けながら心肺蘇生法の流れを体験した。

 胸骨圧迫の場面では、手の位置や力加減、リズムなどを講師が丁寧に指導したほか、AEDの操作では、機械の音声ガイドに従って進め、電気ショックを与える時には「離れてください」と周囲に呼びかける訓練もあり、講師から「危ないのでしっかり離れましょう」と指導され、真剣な表情で学ぶ様子が見られた。

 参加した生徒からは、「知らないことも多かった。目の前にすると緊張してしまうかもしれないが、今日習ったことを忘れないようにしたい」「もし街なかでそうした場面に遭遇したら、(今日学んだことを生かして)救命活動をしたい」などの声が聞かれた。

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