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デフリンピックメダリスト2人に「豊田市スポーツ栄誉賞」

スポーツ栄誉賞を授与された杉本大地選手(左)湯上剛輝選手(中)と太田市長(右)

スポーツ栄誉賞を授与された杉本大地選手(左)湯上剛輝選手(中)と太田市長(右)

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 「豊田市わがまちアスリート」認定者で、東京2025デフリンピックでメダルを獲得した湯上剛輝選手と杉本大地選手に12月10日、「豊田市スポーツ栄誉賞」が授与された。

デフリンピックメダリスト2人に「豊田市スポーツ栄誉賞」

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 同賞は、市民や市にゆかりの深い個人・団体で、スポーツ分野における国際大会・国内大会で優秀な成績を収め、豊田市の名声を高めるとともに、市民に感動と明るい希望を与えた人をたたえるため、2016(平成28)年8月に創設された賞。これまでに23人・1団体に授与されている。

 当日は、デフリンピックの陸上競技男子円盤投げで金メダルを獲得した湯上選手(トヨタ自動車所属)と、サッカー男子日本代表として銀メダルを獲得した杉本選手(コムテック所属)が豊田市役所を訪れ、太田稔彦豊田市長にデフリンピックでの活躍を報告した。

 訪問に合わせて行われた同賞授与式では、表彰状とともに、花束や豊田市産の「ミネアサヒ 赤とんぼ米」、記念品として同市内の自動車部品製造業の研磨技術を生かして開発された「タンブラー」を太田市長から手渡し、記念撮影を行った。

 その後、湯上選手と杉本選手が太田市長に大会結果を報告。湯上選手は「健常者を含めた日本記録保持者、聴覚障害の世界記録保持者として絶対に負けられない中、大会新記録で優勝することができてホッとしている」と話した。杉本選手は「私自身初のデフリンピック出場となった中、日本代表として初めて予選突破を果たしたものの、市長と約束した金メダルが取れず、少し悔しい気持ちもあるが、銀メダルを取れてうれしい」と大会を振り返った。

 大会の報告を受けた太田市長は「市民も2人の活躍に感動したと思う。次の目標に向かって、これからの活躍に期待している」と話し、2人の功績をたたえた。

 今後の目標について、湯上選手は「来年のアジア大会でのメダル獲得に向け、まずは選考会となる日本選手権で結果を出したい」と話し、杉本選手は「来年はデフのワールドカップ出場がかかるアジア大会があるので、引き続き代表に選ばれるよう頑張りたい」と意気込みを見せた。

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