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豊田・香嵐渓に入場料制ライブラリー かやぶき屋根の古民家をリニューアル

香嵐渓一の谷の別棟をリニューアルした有料制ライブラリー「茶寮 香嵐渓文庫」

香嵐渓一の谷の別棟をリニューアルした有料制ライブラリー「茶寮 香嵐渓文庫」

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 入場料制ライブラリー「茶寮 香嵐渓(こうらんけい)文庫」(豊田市足助町)が12月6日、豊田市足助地区にオープンした。

豊田・香嵐渓に入場料制ライブラリー かやぶき屋根の古民家をリニューアル

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 同施設は、自動車部品や通信機器などの物流事業を中心に手がけるホンダロジコム(春日井市)傘下の「香嵐渓一の谷」が経営する。紅葉シーズンになると東海地方を中心に各地から観光客が訪れ、にぎわいを見せる香嵐渓の散策沿いに位置し、敷地内には古民家レストランやグランピング施設などがある。

 同施設開業に当たり、ホンダロジコムが社員の福利厚生の充実を図る過程で、本社オフィスやコワーキングスペースなどに社員向け図書施設の整備を依頼した書籍流通大手の日本出版販売(日販)に打診。東京、名古屋、福岡の大都市圏で入場料制書店「文喫」を運営する日販グループの「ひらく」(東京都千代田区)がプロデュースを担当し、中日ビル(名古屋市中区)内の「文喫」に続き、県内2店舗目の施設としてオープンした。

 施設内には、ひらくが選書した文学、人文科学、アート、デザインなど2400冊を並べるほか、雑誌コーナーでは、女性向け雑誌や週刊誌などのバックナンバーを閲覧できるようにした。縁側にはソファを置き、足助川のせせらぎや山々の木々を眺めながら、ゆったりと読書を楽しむことができる。

 中央には、かやぶき屋根の屋根裏を見ることができるスペースもあり、古民家ならではの空間を味わえるようにもした。

 香嵐渓一の谷の椿美結さんは「終日、料金制で出入り自由なので、香嵐渓を散歩したり、2400冊の本の中からお気に入りを探して読書したりと、くつろげる空間で足助でのひとときをゆったり過ごしてもらえれば」と話す。
 営業時間は10時~15時30分。木曜定休。入場料は1,650円。

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