旭グラウンド(みよし市三好丘旭5)で11月13日、「世代交流サッカー健康増進教室」が開かれた。
高齢者がサッカーを通じて孫世代と一緒に運動することで、健康増進と体力向上を図るとともに、介護予防に関する知識の普及と啓発を推進することを目的に、みよし市が名古屋グランパスと協働で行っているもの。
当日は、みよし市在住の60歳以上の高齢者と、その孫、合わせて7組18人が参加し、名古屋グランパスのスクールコーチの指導の下、サッカーボールを使ったトレーニングに取り組んだ。
開講式の後、高齢者は長寿介護課の職員による健康講話を受講し、子どもたちは、ボランティアで参加している三好高校のサッカー部員とシュート練習などで汗を流した。
名古屋グランパスのコーチ4人による練習では、ボールを使わないウオーミングでは始まり、一人一人がボールを使い、ドリブルで追いかけっこをしたり、三角コーンにボールを当てるキック練習など、ゲーム性を持たせたメニューが次々に行われた。
中でも、コーンの周りに置かれた輪っかにボールを入れるキック練習では、ペアでボールを入れた回数の合計を競うとあって参加者は真剣なまなざしに。入ったと思ったらボールがこぼれて外に出ると、体全体で悔しがる子どもや、コーンをうまく使ってボールを輪の中に入れてガッツポーズを見せる高齢者の姿も見られた。
最後は、ゲーム形式の練習が行われ、気の利いたサイドチェンジでチャンスを作る高齢者や、大人顔負けの華麗なキックフェイントからシュートを決める子など、みな終始楽しみながら体を動かした。
参加者からは「普段孫と運動する機会がないので楽しく体を動かせた」「こういう機会があればぜひまた参加したい」といった声などが聞かれた。