ラムサール条約登録湿地の矢並湿地(豊田市東山町4)が10月6日~9日、一般公開された。
矢並湿地、2年ぶりに一般公開 ラムサール条約登録10周年記念イベントも
身近な場所に貴重な自然があることを市民に知ってもらおうと、毎年秋に公開しているもので、昨年はコロナ禍で中止となったため、2年ぶりの公開となった。
今年は、矢並湿地、恩真寺湿地、上高湿地の3つの湿地から成る「東海丘陵湧水湿地群」がラムサール条約に登録されて10周年になることを記念したイベントなども行われ、家族連れなど多くの人が湿地を訪れた。
湿地内は、豊田市自然観察の森のレンジャーや豊田市自然愛護協会の指導員の案内に沿って回る人や、自分のペースで散策する人などさまざま。参加者は持参したカメラで珍しい草花を何枚も写真に収めたり、植物の横につけられた生物名のプレートと草花を見比べメモをしたりして、普段入れない湿地での貴重な出合いを楽しんでいた。